128掛ける32

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なんかいろいろ書いてます

週末夜行

午前1時に自転車に跨ってオタクキャスにコラボで殴り込んでいたら職質されました。萩薬師です。今回は4月16日から17日にかけて西の方に行ってきた時の話をしていきます。

1.夜明けの幕回し

画像旅の始まりは夜も更け日付も変わった頃の池袋駅から。夜中から旅に出るのってなんかテンション上がりますよね。

行先鉄の方が運転する車に乗せて貰い、中央道を西へ進みます。

だんだんと東の空が明るくなってきた頃、長野県駒ヶ根市はJR飯田線駒ケ根駅まで来ました。

駒ケ根駅には下りの初電である快速岡谷行きになる213系と上りの初電の豊橋行きになる313系が止まっており、それらの幕回しを撮影することに。

313系は定期設定のないワンマン快速岐阜行き、213系は既に撤退した東海道線や関西線などの行先が撮れました。このような本来は見られないはずの様々な幕が見れるから幕回しは面白いです。

折角なのでついでに軽くスナップ的な写真も撮影。この「快速 」のフォント、めちゃくちゃ好きなんですよね。

ここから一人別のルートで西へ向かうと言う事で一時お別れ。せっかくなのでついでにJRバスの硬券を買ってもらいました。ありがとうございました。

引き続き中央道を進み、山を超えて岐阜県に入りJR中央線の中津川駅に。脳内地図がデンシャなので鉄道だとめちゃくちゃ時間がかかる駒ヶ根から中津川まで一瞬で行けるの凄いなぁって思ってました。

ちょうどホームに割と本数が少ない*1南木曽行きが止まってたので撮りましたが反射マシマシで無事死亡。時刻表を見たところ夜にもあるらしいので撮る時は夜の方がいいかもしれません。

ただ入場券がエド券サイズのマルス紙だったので個人的には入場料を払った価値はありましたね。切符のオタクではないですがこういうのはなんか面白くて好きです。

2.赤い電車

画像中津川から途中薬師とか言う名前の交差点を通りつつ下道を走り金山駅に到着。

昼過ぎまでしばらく自由行動という事で大抵のメンツは315系の表示を撮りに行ってましたが、僕は一人名鉄の行先を撮ってたので軽く撮った行先と電車の写真を投げていこうと思います。

最初は金山で撮ろうとしましたが思ったより環境が悪そうなのでついでに地下鉄構図も撮れるし地下駅だから環境いいだろと思い名鉄名古屋へ。なお名駅も環境は普通に悪かったです。

横長タイプの幕車。シンプルな表示でいいですね。

こいつは入線も撮ってました。この顔のやつが名鉄で一番好きです。

名鉄と言えばこれ、オーロラビジョン。いまだにこいつの仕組みがよくわかりません。

パノラマスーパーのフルカラーLED。小ぶりな表示器で好きなんですが、枠がそれ以上に小さいためどうやっても端っこが隠れてしまうのが悩みどころです。一般的?なサイズの種別部文字縁取りありのフルカラーLED。何となく関東感がありますね。

こちらは縁取りなしのフルカラーLED。一般的にはこの手の表示はROM更新で一斉に縁取りなしから縁取りありに変えることが多い気がしますが、名鉄は縁取りなしタイプのLEDも平然と残り続けています。なんで?

名鉄名古屋は側面表示を撮るのにはあんまり向いてないですが、ホームがグネグネしているため地下鉄構図は撮りやすいですし、日中でもバンバン電車が来るのでサクッと電車博士したい人には向いているかもしれません。

比較的本数が少ない急行国府行き*2を縁ありFCで仕留められたところで一時離脱。

画像お昼にスガキヤざるラーメンを食べました。美味しかったです。

午後は適当に神宮前で電車博士。強風と構図に悩まされました。

まだまだ色々撮り足りませんが、今回の目的地はここではないので名鉄とはこの辺でお別れです。

3.西の都の夜

画像名古屋からさらに西へ進み、大阪は淀屋橋駅までやってまいりました。

京阪3000系快速急行樟葉行きを撮影。3000系のプレミアムカーは側面表示では珍しい液晶タイプのものを使用しており、車両用側窓と一体化した車外向け行先表示器としては世界で初めての実車両採用らしいです。

画像晩ご飯は鎌倉パスタでした。パン食べ放題の店は近所にないためなかなか行く機会がないんですが、パンは無限に食べられるのでまたそのうち行きたいですね。

腹を膨らませてから最終一本のみの特急京都三条行きなどを撮ってこの日は終了。新大阪の待合室で寝落ちし音信不通になってたオタクを回収して千里の快活に入庫することに。画像大体の人は個室に行っていましたが僕は金をケチってブースにしたら扉が透明で閉めても通路から丸見えでした。オタクのアドバイスでタオルをかける事でプライバシーを保護しましたがこういう店もあるんですね。なおどこかの誰かさんは仕切りも何もないオープンシートで爆睡していたようです。

4.妙見山

一夜明けまして兵庫県川西市川西能勢口駅からおはようございます。今日はここからのせでんに乗っていきます。

画像フリーパスを買って妙見口行きに乗車。川西能勢口から妙見山まで登って帰ってくるだけで元が取れちゃうらしいです。画像川西能勢口を出て20分ほどすると車窓に北摂山系の山々が見えてきました。能勢電鉄は阪急の子会社で自社の車両も全て阪急からのお下がりのため実質的に阪急宝塚線の支線のようになっていますが、妙見山のふもとへ向かい急勾配を登っていく阪急では見られない山岳路線的な一面を持っています。

あっと言う間に終点の妙見口駅に到着。駅名標がいかにも昔からありそうな雰囲気でいいですね。

しばらくすると1番線に電車が入って来ました。

と言う訳で*3本日はこれよりここ妙見口駅能勢電鉄7200系の行先表示撮影会に参加していこうと思います!ここまで来たのはこの撮影会に参加するためと言う訳です。

全部載せてるととんでもない量になるので一部だけ軽くご紹介。現在この編成しか出せる車両がない鶯の森行き、2017年に廃止された妙見急行日生急行、そしてイベント用に存在するジャズ電車など様々な表示を撮れて大満足です。企画運営してくださった皆様ありがとうございました。

撮影会後はせっかくなので妙見山を登ってみる事に。

妙見口駅から20分ほど歩くと妙見の森ケーブルの黒川駅に到着。ここからケーブルカーとリフトを乗り継ぐ事でお手軽に山頂近くまで登る事が出来ます。若干時間が押していたので山頂までは行けませんでしたがリフトの終点、妙見山駅の近くにある展望台から周辺の景色を望む事が出来ました。写真だとわかりづらいですが遠くには大阪平野や大阪湾も見えましたね。

また帰りのリフトも中々いい感じの景色が見れて楽しかったです。リフトの下側の駅付近にはシグナス森林鉄道というトロッコ列車廃線跡がありました。

シグナス森林鉄道は日本では珍しいリッゲンバッハ式のラックレール*4を採用していたんだとか。日本の営業鉄道路線ではアプト式ラックレール以外の採用例がなく、世界的にもラック式鉄道の約8割がアプト式のため、日本では「アプト式」がラック式鉄道全般を指すと思われがちですが、国内でもここシグナス森林鉄道や足尾銅山観光のトロッコ列車など正式な鉄道ではない路線ではアプト式以外の採用例があるらしいです。

さて、それでは名残惜しいですがそろそろ東京に帰りましょう。

行きは色々寄り道してましたが帰りはまっすぐ東京へ。途中大津SAのデカいハート型のモニュメントでオタクとツーショット撮られてたりしてましたが、写真が僕の手元にないので代わりに晩ご飯に食べた伊勢和うどんでも載せときます。

画像0時過ぎごろに落合南長崎駅に到着。とても楽しい週末でした。関西まで往復運転してくださった皆様、現地でお会いした皆様ありがとうございました。

と言う訳で4月に名古屋とか大阪とかに行って能勢電撮影会に参加してきた時の話でした。既に行ってから3か月弱が経ってますがなんとか書けてよかったです。諸事情により時系列が前後しますが次回は3月に行った撮影会の話でもしようと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

*1:1日6本

*2:名古屋基準で平日4本、土休日7本

*3:どういう訳?

*4:2本のレールの中央にある凹凸状のレールで車両の床下に設置された歯車と噛み合わせる事で急勾配を登り下りするための推進力と制動力を補助している