128掛ける32

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なんかいろいろ書いてます

山を越え、汽車を動かす

珍しく早寝した日に限って夜中まで通話が盛り上がっててちょっと損した気分になりました。萩薬師です。

今回は3月にsuwaさん主催の会津鉄道の貸切に参加してきた時の話を書いていきます。

2023年3月21日、午前8時頃。東京から普電を乗り継ぎ栃木県は日光市下今市駅までやってまいりました。こっちの方まで来るのは2年前に川治温泉に泊まった時以来ですね。今回はここから会津田島を目指し北へと進んでいきます。

下今市からの乗車電は徐々に運用を拡大していき、遂に昨年の改正で東武線内の6050系を引退に追いやり栃木県内を制圧した20400型。時代の流れなのでまぁしょうがないですが、やっぱり比にならないくらいには6050の方が外見も中身も良かったので残念ですね。

ちなみにこの電車、新藤原行きだと行先表示に(鬼怒川温泉)と併記されているんですが、鬼怒川温泉まで来ると新藤原単体表示になったりします。撮る分にも乗る分にも微妙な電車ですが、行先表示にちょっとした面白ポイントがあると言うのはせめてもの救いかもしれません。

鬼怒川温泉から始発のAIZUマウントエクスプレスにお乗り換え。座席はリクライニングシートだしWiFiまでついているという素晴らしい車でした。普通に外見もかっこいいと思うし東武管内の普電も全部これになんねぇかな〜〜〜〜〜余談ながら鬼怒川温泉の発車標は四ヶ国語表示だったんですが、AIZUマウントエクスプレスの中国語表示の字面がちょっとかっこ良かったです。グーグル先生に聞いたところ「穿山」は中国語で「山を越えて」という意味なんだとか。

鬼怒川温泉を出た列車は鬼怒川に沿って北上していきます。新藤原から野岩鉄道線に入るとその道は険しくなり、トンネルの無い東武鬼怒川線とは対照的にトンネルが連なる山岳地帯に。

野岩鉄道線に入り2駅目、川治温泉駅のホームには全裸で爆走するクソガキ子供の絵が描かれている看板がありました。看板に書かれている「薬師の湯」に「俺やん」とか言ってましたが、2年前のブログを見返すと当時も同じことを言っていたようです。進歩してねぇなこいつ。

何気に湯西川温泉から先の区間は今回初めて乗ったんですが、同行者と駄弁ってたりミリシタ叩いたりしてたので特に記録も記憶も残ってませんでした。カメラロールに残っていたものと言えば、絶起して鬼怒川温泉まで特急課金してきた同行者が爆睡してる画像くらいです。もっとなんか撮るもんあったろ。

会津高原尾瀬口駅から会津鉄道線に入り、鬼怒川温泉から1時間ほどで福島県会津田島駅に到着。東京都浅草から続いてきた電化区間190.7kmの北端で、かつては6050系の快速や区間快速、今は特急リバティ会津の終着駅となっています。会津田島の改札口にLCDの発車標があったんですが、中々かっこいいデザインでした。どっかのクソダサLCD発車標置いてる駅やLEDの発車標を直撮りした映像をLCD発車標に写したりするとこ*1*2も見習って欲しいですね。

受付を済ませ、いよいよ貸切スタートです!まずはこの会津鉄道の観光列車「お座トロ展望列車」の側面表示を撮っていきます。元々今回の貸切がこれの側面表示を撮るために企画されたものだったり。

いつも通り色々な表示を撮ったんですが、全部載せてるとキリが無いので抜粋して何枚か軽く紹介していきます。

まずは湯野上温泉行き。現在のお座トロ列車は会津田島会津若松間の運転が多いですが、車両側は西若松*3芦ノ牧温泉湯野上温泉など中々見られる機会のない色々な行先に対応していました。

お座トロの側面表示は一見ローカル線の気動車でよくある行先鉄殺しのスクロール*4するタイプのLEDに見えますが、こいつは表示がスクロールしなくても収まる長さの場合はスクロールせずに行先表示を出すという仕様なので比較的撮りやすかったです。喜多方行きと鬼怒川温泉行き。かつては臨時でJR磐越西線や野岩・東武線にも乗り入れていたとか。団体表示。枚数が多くなるので英語表示は載せていませんでしたが、基本的には日英交互表示だったものの、団体や回送、試運転などの非営業表示は日本語表示のみとなっていました。

続いて一般車両の前面表示も撮影。快速ワンマン表示は基本的にあんまり見れないらしいです。

留置中の車内で昼食を食べてから運転体験と車掌体験をしました。会津鉄道は定期的に一般客向けの運転体験を行っており、今回の貸切も団体貸切での運転体験制度を利用した形で行われていたらしいです。僕はまだ車の免許は取っていないので、自動車を運転するより先に気動車を運転するという実績が解除されました(?)

suwaさんが撮影して下さった運転体験をしている時の写真です。適当に顔面塗りつぶしたらなんか頭部エイリアンみたいになりました。こちらは頭部エイリアンがドアを開けている時の様子。あんまやる気なさそう。
乗務員の方が丁寧に手取り足取り教えて下さいましたが、それでも何十トンもある気動車を運転するというのは中々難しかったです。やっぱり一朝一夕で出来るものでは無いですね。

運転体験の後に車内放送を収録する時間があったんですが、乗務員さんに色々試してもらったところ放送こそ流れなかったものの、車内LEDでかつて走っていた「AIZU尾瀬エクスプレス号」の文字が見れたりしました。

そうこうする間に貸切もいよいよ終盤。最後に車両撮影会ということでAT-600とお座トロの並びを撮っていたんですが、何やら怪しい動きが…。

Fライナー快速急行新横浜行きAT-600がFライナー快速急行新横浜行きになりました。今話題の東急新横浜線まで直通するらしいです(?)

ここからsuwaさんの怒涛の前サボ芸が始まります。

こちらはU149編成快速赤城行き。宮ヤマ超後期型です。快速765P。先の宮ヤマ超後期やこの辺はアイマスネタですね。

そして極め付けがこれ。2023/3/21 会津鉄道8G運行 894レ 萩山 新井薬師前

俺?!

どう見ても萩薬師です。本当にありがとうございました。

2023/3/21 会津鉄道撮影会 一部だけの紹介でしたが、これらのようにこっそりsuwaさんが用意していたオリジナルの前サボを掲出しての撮影会となりました。こんなことが出来ちゃうのも貸切ならではですね。

4.ちょっと贅沢な帰り道

貸切終了後、発車時間が迫っていたのでそのままさっさとリバティ会津に乗り込んで帰ります。慌しく写真を撮る暇も無かったのでリバティの写真は2年前に撮ったものです。

今や当たり前ですが、会津から東京まで特急で一本で行けるというのも考えてみるとなかなか凄いことかもしれませんね。

まぁこのまま一本では帰らないんですが。

会津高原尾瀬口駅で途中下車し、野岩鉄道に残る6050系に揺られていきます。2023/3/21 野岩鉄道6050系2023/3/21 野岩鉄道会津鬼怒川線最盛期と比べるともはや風前の灯と言ってしまっても差し支えないほど本数も運用数も減ってしまった6050系ですが、それでも乗ってみると変わらない安心感がありました。やっぱりいつまで経っても僕の中では鬼怒会津に行く電車と言えばこいつなんですよね。

2023/3/21 新藤原駅あっという間に終点の新藤原に到着。折り返し2時間後の会津高原尾瀬口行きになるらしいですが、一度白幕にして留置していました。

新藤原から下今市まで普電でそのまま南下し、下今市からは同電に乗っていたsuwaさんや他の貸切参加者の方達とスペーシアの個室で帰りました。初めて乗りましたが大勢で乗っても快適で良かったです。

と言うわけで以上会津鉄道の貸切に参加してきた話でした。とても充実した内容で非常に楽しかったです。主催者のsuwaさん、会津鉄道の皆様、現地でお会いした皆様ありがとうございました。

次回は皆さん待望(だと思う)の"あの企画"を書こうと思います。なるだけ早く投稿したいですね。それでは。

*1:JR西日本

*2:横浜市営地下鉄

*3:只見線で設定されている西若松行きは会津鉄道の車両を使用しているが、他の一般車両とお座トロ車両は側面表示の表示形式が異なる

*4:スクロールする行先表示を写真一枚に収めることは物理的に不可能なので