今日はバレンタインなので数日前のお菓子セールの時に買ったお徳用のチョコを一人で食べています。萩薬師です。おいしいです。
今回はずっと投げっぱなしだったRe:適当九州遠征記の完結編です。バレンタインのプレゼント…と言うには雑炊くらいミスマッチですね(笑)
いい加減月報以外のまともな記事を出さんとなーと思い、年明けくらいからボチボチ書き進めていたんですがようやく書けました。なお前回の#2が出たのが去年の2/7だったそうです。マジで空き過ぎだろ。
多分もう当時記事を読んでくれた方も内容を覚えてないと思うので、良ければ前回までの記事も読み返してやって下さい。
それでは時を前回の続き、2022年8月23日の小倉駅に戻していきましょう。
…もう2年前ってマジ?
9.消えゆく行先
午前4時43分の小倉駅からおはようございます。二年前の僕は小倉の快活に泊まり、頑張って早起きしていたみたいです。遠征先の快活でだらけ二度寝し、9時間パックどころか12時間パックを支払う羽目になっている昨今のボケ野郎と同一人物だとは思えませんね。
ここからは大体ひたすら行先を撮ってたようなので、その中でも2022年9月23日の西九州新幹線部分開業による改正で見られなくなった行先などを適当にかいつまんで紹介しておこうと思います。
まずは地味に当時は珍しかった(気がする)811FCの普通博多と、快速博多になる813の幕回しを撮影。肥前山口駅が改称で江北駅になった際に幕車では東郷のコマ*1を江北に置き換えたそうで、今では東郷幕は見られなくなったらしいです。
1時間強ほど鈍行に揺られ再び博多駅まで来ると、発車標には「肥前山口」の文字が。
長崎本線と佐世保線の分岐駅でこの駅を終点とする列車も何本かある駅でしたが、先ほども少し触れた通り、西九州新幹線開業と同時に「江北駅」に改名。「肥前山口行き」の列車も全て「江北行き」となったため見納めになりました。
車両は先程撮った博多行きの811が博多から行先変更しそのまま充当。確か811更新車の肥前山口行きは当時は所定だと朝のこの1本だけで、Twitterでこれの写真を見て撮ってみたいと思ったのが今回の九州行の発端でした。
結果としては他にも色々撮っているとは言え、この表示が撮りたいからという理由だけで鈍行で九州まで行こう!ってなってるの、我ながらなかなかアホですね。
ここからしばらく博多駅で行先を撮り続けます。
817系の快速(快速区間博多~久留米)の大牟田行き。JR九州では一部区間のみ快速運転をし、それ以外の区間では各駅に停まる列車が多数存在しています。2018年の改正以降はこれらの列車は全て「区間快速」と案内するようになったのですが、なぜかこいつは「快速」と表示しており、FFのオタクに「珍しいから撮っときな」と言われたので撮りました。
2022年9月の改正で区間快速もだいぶ変わったらしいですが、こいつはどうなったんでしょうか。
改正で廃止となった竹下行き。所定だと確か811の未更新車の運用だったらしいですが、なんか更新車がくっついてたのでフルカラーで撮れました。
あんまり本数が無かった気がする佐賀止まりのかもめ。787のフルカラーで撮れてました。在来線特急の「かもめ」が消えたのももう2年前なんですね…。
783系の普通南宮崎行き。博多から宮崎まで特急型に乗車券のみで乗れるお得な列車…なんてある訳が無く、幕回しで撮ったものです。783系は何度か幕回しで色々な幕が撮れたんですが、これが結構面白かったので軽く紹介していこうと思います。
まずはワンマン普通ハウステンボス行き。行先の「ハウステンボス」のフォントが駅名の由来になっているテーマパーク「ハウステンボス」のロゴと同じようなもの*2になっています。
ハウステンボス行きの普通列車は定期では設定が無く、実際に使う機会はそうそう無さそうな幕ですが、こういう細かなこだわりがされているのがいいですね。
特急みどり肥前山口行き。緑色の木々をあしらったシンプルながらも美しいデザインの幕だと思います。肥前山口行きの特急は定期ではありませんでしたが、バルーンフェスタ開催時の臨時などで数回走ったことがあるらしいです。
特急かもめ長崎行き。先程のみどりとは大分テイストの違うデザインとなっています。783系の幕は列車ごとにデザインを変えているようで、側面幕がここまでこだわって作られているのはかなり珍しい気がします。
特急ハウステンボスのハウステンボス行き。併結することが多い特急みどりと同じテイストのデザインになっています。左上のロゴはテーマパークのハウステンボスのロゴらしいです。列車名と行先の「ハウステンボス」もやはり本家のロゴと同じようなフォントですね。
そう言えばふと気になったんですが、ハウステンボスで一番偉い人ってなんて呼ばれてるんですかね?やっぱりハウステンボスボs
特急有明久留米行き。有明号は2021年の改正で廃止された特急で、最末期は平日朝の博多行き1本のみと当時の定期のJRの特急では最も少ない運行本数でした。
かつては門司港~西鹿児島*3間を走る鹿児島本線の主力特急だったり、電車特急ながら非電化区間に乗り入れていたりと中々面白い列車だったんだとか。久留米行きの有明号は筑後川花火大会の観客輸送として臨時で運転された事があったそうです。
デザインはこれまた違うテイストのものになっていますが、この他特急きらめきやきりしま等の幕や、787系や883系の方向幕はこれと同じようなデザインなので、これが九州特急の標準的(?)なデザインの幕なんでしょうか。
なおここで紹介した783系の幕もハウステンボス行きの2コマ以外は全て改正に伴う幕更新で消えてしまったようです。
最後にこちらは特急ソニックの大分行きなんですが、大分駅で接続するにちりん号の行先まで出してました。こういう表示もあんまり見る機会が無いので新鮮で面白かったです。
この日は結局一日中こんな調子でひたすら側面表示を撮り続けたようで、夜に再び小倉の快活に入庫してました。当時のDiscordのログを見返したところ、九州上陸前に挑戦して爆死した宇部新川の幕回しに再挑戦しようと画策するも結局ポシャってたらしいです。全然記憶にねぇ~~~~~
10.来たる者、去る者
翌日、再び朝5時前の小倉駅に。昨日は行程の関係で撮れなかったのですが、ホーム上で滞泊している415系がいて幕回しが撮れそうだったので二日連続で早起きする事になりました。
結果はこんな感じ。計23コマの幕を一度に撮れるまぁまぁ美味しい幕回しでした。
2年前に行先垢でこの幕まとめをツイートした時にも触れましたが、九州の北の玄関口である小倉から日豊本線は行橋、中津などを通り宇佐まで、鹿児島本線は博多や久留米を通り熊本県は八代まで、鳥栖から分かれて長崎本線は長崎県諫早市の湯江までと九州北部各地の行先が散りばめられているのが面白かったですね。どの駅がどこにあるか地図と照らし合わせてみたりしても楽しそうです。
続いて811FCの新田原行きを撮影。811系の日豊線運用は定期だとあんまり無いらしいです。新田原からは折り返し小倉行きになるので、終点まで乗って折り返し時間で普通小倉の表示も撮ろうと思っていたんですが、気が付いたら新田原を発車していたのは1年以上経った今でも覚えています。バーカ。
まぁやってしまったものは仕方ありません。小倉からは折り返し中津行きになるのでそれを撮って博多へ向かいます。
あ?
…あー…
最近の幻覚って画像データとして残るようになってるんですね。知りませんでした。
ちなみに811の宇佐行きは定期だと無いっぽいです。
そんなこんなで何度目か分からない博多に着くと怪しい人影が…。
ゴミみたいなヤコバに揺られてやってきた、みんな大好き[要審議]、千葉の大スター[要出典]しらとご対面。特定の方面から紹介の仕方に異論が飛んできそうですが、少なくとも俺は好きですよ。先日の関西でも彼は数多の伝説(笑)を残してくれました。本当にありがとう。
取り敢えず2人とも朝飯を食べていなかったのでマックへ。
モバイルオーダーとかいう文明を使えない原始人なのでしらに2人分纏めて注文してもらい、「ドリンクはおまかせで」とか言ったら牛乳を持ってこられました。マックに牛乳とか存在するんだ…。
しらは乗ってきた高速バスにコンセントが無くて充電出来なかったらしいので、タコ足渡したらこの世の終わりみたいな絵面になってました。ウケる。
しらはこれから落窪の愉快な皆様と415を撮りに行くそうですが、僕はここで九州を離脱し帰路につきます。ありがとう九州、またいつか。
11.山周り
しらと別れ、関門海峡を抜けてあっと言う間に下関へ。九州への行き帰りのたびに通ってきた地でしたが、ここで降りるのは初めてでした。
次の電車まで半端に時間があって暇だったので軽く下関の車庫を見物。見事に末期色って感じですね。岡山は新型227系が入りついに末期地獄にも終わりが見えつつありますが、こっちに新車が入るのはいつになるのやら…。
そんな末期色に揺られながら帰路についていきます。ただずっと行きと同じ道を単振動というのもつまらないので、今回もまた寄り道していく事に。
今回は徳山から岩国まで海沿いを進む山陽本線と対照的に山の中を突っ切っていく岩徳線に乗ります。今日ではキハ40の走る非電化単線のローカル線ですが、かつては山陽本線の一部分だったんだとか。
よく見るとホームが一部分だけ乗降口の低いキハ40に合わせて下げられててちょっと面白かったです。
乗り込むと車内にはボタンで動くタイプの扇風機が。一部の40等にあったりするらしいこのボタン式の扇風機、地味に一度動かしてみたかったんですよね。
せっかくなので回すところを動画で撮ったりしてました。
列車はそこそこ山の中を走っていきますが、沿線には全体的にそれなりに建物は多かったよう*4です。
途中の駅のホームにあったいかにも国鉄時代からありそうな掲示物を窓越しにそれっぽく撮ってみたり。
終点岩国の一つ手前、西岩国で途中下車。洋風な感じの駅舎がオシャレで好みです。
駅前に展示されていたこの車は木炭自動車なんだとか。駅舎と相まってレトロな雰囲気を引き立ててくれますね。
今でこそ無人駅ですが、かつては貨物や荷物の取扱も行っており、10人以上の駅員がいたんだとか。
駅前の風景を軽く一枚。なんてことない写真ですが、個人的には割とお気に入りだったりします。
下り列車で折り返し、先ほど通った時に良さそうだなと思った柱野駅へ。
駅前にもそこそこ民家があるため秘境駅って程では無いんですが、駅のすぐ裏側が山になっていたりで、ちょっと工夫すれば自然豊かそうな風景が撮れて面白かったです。
構内踏切の注意書きも年季が入った感じで中々いい味出してました。
そんなこんなで軽く寄り道しつつ岩国に到着。
岩徳線は岩国から2つ先の川西駅までは三セクの錦川鉄道線も乗り入れているんですが、岩国駅では路線ごとにホームが分けられていました。どうせどっちも大して本数ないのに
岩国まで来れば広島まではもう一瞬。この日は広島で泊まるつもりだったので夜の広島駅で行先博士してたんですが、ここでアクシデントが…。
カメラ「パシャパシャ」
ぼく「これ撮ったら次は~…」
カメラ「」ピタッ!
ぼく「...え?...」
カメラ「充電ねンだわ」
慌てて充電スポットを探し夜の広島駅を駆けずり回る羽目に。道中の車内でモバブ刺してたはずなんですが、どうも充電コードが他社のものだとちゃんと充電されないっぽかったです。くそが。
オタクに充電スポットを教えてもらい何とか一命を取り留め、広島で撮りたかった大本命の行先は回収する事が出来そうです。
深夜の広島駅に舞い戻り、やってきたのは新幹線ホーム。
上下でそれぞれ最終1本のみ設定されているレヤ行先の新幹線を撮っていきます。
まずは下り最終のこだま869号新山口行き。山陽新幹線のこだま号は一部を除き基本的には700系・500系で運転されており、広島発の最終便は上下とも所定700系での運用となっていました。最近の新幹線の側面表示は号数や席種表示、次駅表示などを出してる車が多いですが、個人的にはこの700系や500系のような列車名と行先しか出してないシンプルな側面表示の方が好みです。
そして上り最終のこだま874号福山行き。こちらも所定は700系の運用なんですが、来たのはN700系でした。なんで?????
理由は謎ですが、まぁ遠征先で中々撮れなさそうな定期外が撮れたので良しとしましょう。朝の811FC誤表示といいこの日は微妙に行先運があったのかもですね。
五日市の快活に入庫してこの日は終了。駅前でアクセス良好でした。
12.その先へ…
一夜明けましておはようございます。本日は2022年8月25日。計5日間に渡った今回の九州遠征もいよいよ本日が最終日です。まずは五日市5時50分発の普通電車で海田市駅まで向かいます。
…
……
………
どこだここ?
僕が今いるのは広島県東広島市の八本松駅。元々降りる予定だった海田市駅から東に約20キロ先に位置しており、電車でも20分かかる距離となっています。
何故こんなところにいるのか、答えは簡単。盛大に寝過ごしました。
当時のDiscordのログを漁ったところ、「アラームをセットしていたのに寝過ごした」「横川あたりからの記憶が無い(横川~八本松は電車でほぼ40分)」と中々重度の寝過ごしだったみたいです。僕は普段はあまり寝過ごしをする事は無く、しても大抵は1~2駅程度なんですが、これは本当に酷い寝過ごしでしたね…。
元々は海田市で朝のレア行先を撮り、呉線で矢野まで出て平日朝のみの快速通勤ライナーを撮るつもりだったのですが完全にパーとなってしまいました。
敗因は当時の自分いわく「連日快活6時間パックだったし、行程ちゃんと組んでなくて毎晩即興で睡眠時間削って行程組む感じだった」だからだそうです。アホなん?
この文章を書いているのは2024年の2月13日なので、はてなブログの今週のお題は「ほろ苦い思い出」だそうですが、僕のほろ苦い思い出はこれですかね…。
朝の快速通勤ライナーは呉線から2本、山陽線から1本の計3本があるんですが、山陽線からの便はどうにか撮れました。本当は呉線からの1本しか無い快速梅林行きを撮りたかったんですが、まぁ何も撮れないよりかはマシと思っておきましょう。
そしてこれにて今回の遠征先でやる事は全て終了しました。あとはひたすら鈍行を乗り継いで東京まで帰ります。
言うてもこの辺ももう3回は乗ったし車窓見てもそんなに面白くないやろ…と思っていたんですが、糸崎を出て少ししたあたりで見えた瀬戸内海の景色が中々良かったです。山陽線ももうすっかり知った気になっていましたが、こんないい景色を見た記憶は無かったのでまだまだですね。まぁここまでの景色を見落とすのは普段遠征先でもスマホ見てばっかでロクに車窓見てないのが大きい気がしますが(笑)
岡山、京阪神を超え、気付けば身柄は南草津へ*5。
この辺では結構な雨が降ってたみたいです。
静岡地区ではセントラルを引き当て優勝してた模様。この辺はDiscordのログを漁ったらオタクと人力で駅ネイターしてました。
一気にすっ飛ばしましたがそんなこんなで池袋に到着。東海道はもう数えきれないくらい乗ってるので本当に書くことが無いんですよね。
池袋からいつもの西武線に乗り、各駅停車で2駅もすれば我らが地元東長崎。最終日の寝過ごしはかなりのやらかしでしたが、あれの関係で行程もだいぶ変わって余計な寄り道の時間が減ったみたいで。当初の予定より1時間以上早く帰れたらしく、そう考えるとちょっとは良かったのかもしれません。
あとがき
最後見どころが無さ過ぎてすっ飛ばしまくったおかげですごいことになってましたが、これにて延々引っ張り続けてきたRe:適当九州遠征記もようやく完結です。前回(#2)のあとがきを見たら#1から4か月も経ってた事を自虐してましたが、まさかそこから#3が出せるまで丸一年以上かかるとは当時の自分でも思ってなかったでしょうね。
#1での冒頭ではオタクに明日の九段下行き124だけど撮りに行かねと誘われた話をしてましたがあれから一年半、気が付けば124は未修繕車最後の1本になり、そしてそれももう長くは無いようで諸行無常を感じますね。この一年半ですっかり僕は撮り鉄に染まってしまいました。助けて下さい。
と言うわけで(?)そんな124の写真を載せて締めとします。次の遠征記はいつになるか分かりませんが、書くネタはあるので気長に待って頂ければ幸いです。
それと最後にもう一つだけ。現在企画中のブログのネタで読者の皆様からの質問やお便りを募集しようと思います。昔流行ってた質問箱とかマシュマロみたいなノリです。匿名でもいいので是非お気軽にどうぞ。
ただ過度な誹謗中傷や個人情報に関わるもの、あまりにも内容が無さ過ぎるものなどこちらで出せないなと判断したものは紹介出来ませんので悪しからず。
あと以前同じような事をした時に来たようなレベルのお便り(笑)はやるなとまでは言いませんが、同じような事を2回やってもしょうがないのであれよりかはもう少しまともな内容のものがきて欲しいなぁと。
こちら側からは回答者のメアドやGoogleアカウント等は見れないようになってるので、個人情報が流出する事は多分無いです。
だいぶあとがきが長くなりましたが、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。ではまた次回の記事で。