オタクはてなブログ、デザインテーマReachを使いがち。萩薬師です。僕もそうなので人のことは言えないんですが。
今回の記事は3月に行った東北遠征記の後編です。前編はまぁ別に勝田から盛岡まで行っただけなので読まなくてもいいかもしれません。
5.500キロメートルの果てにて
2022年3月27日 17時59分
と言う訳で東北本線の終着駅、盛岡駅に到着しました。岩手県は昔新幹線に乗れると称しておいて東京から乗った新幹線を新白河駅で降ろされてそこからバスで秋田まで行くツアーでちょっとだけ通ったくらいなので、まともに来たのは今回が初めてです。
盛岡市は岩手県内最大の都市で、岩手県の政治・経済・交通の中心都市にもなっています。市内には岩手大学農学部付属農業教育資料館や岩手銀行赤レンガ館など、国の重要文化財にも指定されている明治時代に作られた歴史ある建造物が残っているんだとか。一般的には客がそばを食べるたびに空いたお椀に給仕がそばを入れ続けるわんこそばで有名でしょうか。
今回はわんこそばスタイルで(?)盛岡駅で撮った行先をいくつか軽く紹介していくところから始めようと思います。
まずは花輪線の大館行き。三色LEDの行先表示器は大体橙色で行先駅を表示することが多い気がしますが、こいつは珍しいことに緑色で表示してました。盛岡のキハ100やキハ110はこれがデフォルトらしいです。
特に何も考えずに撮った一枚ですが、花輪線は8月の大雨の影響により鹿角花輪〜大館間が不通になりこの表示も今は見られなくなっています。一度乗ってみたいと思っている路線なので復旧してくれるといいんですが…。
田沢湖線の大曲行き。田沢湖線は盛岡から雫石を通り大曲まで至る路線ですが、盛岡から大曲まで通しで走る列車は1日3本しか無いらしいです。
今回の本命とも言えるやまびこ一ノ関。一ノ関行きの新幹線は定期設定が無く今回のような事態でなければ走りようが無いため、これを撮るために盛岡まで来たんですが森尾でした。まぁ撮れただけいいでしょう。
あと所定は全車指定席のはやて号の自由席表示も撮れました。ちなみにはやての盛岡行きは平常ダイヤでは1日1本らしいです。コイトで撮れたのは良かったですが、どうせならやまびこ一ノ関にコイトが来て欲しかったですね…。
この時の一ノ関以北の東北・北海道新幹線は一ノ関〜盛岡間・盛岡〜新青森間・新青森〜新函館北斗間でそれぞれ折り返し運転をしており、盛岡発の下りの東北新幹線は全て新青森行きのはやて号になっていました。
東北新幹線完開業に伴いはやぶさ号が出来るまでは東北新幹線最速列車として活躍していたはやて号でしたが、現在は定期では新函館北斗〜盛岡と新函館北斗〜新青森の1往復ずつの計4本しか残って無いんだとか。
東北本線の北上行きとIGRの八戸行き。盛岡と田沢湖線の701は英語表示が行先のみですがIGRの車だと「FOR」がつくんですね。
そしてこまち盛岡の自由席表示が撮れました。こまち号も盛岡行きや自由席の定期設定はありません。終着駅なので表示を変えないで来てくれるか心配でしたが、しっかりコイトで撮ることが出来てよかったです。盛岡まで来た甲斐がありました。
と言う訳で以上盛岡で撮った行先の一部です。だいぶ削ったつもりなんですが結構な文字数になっちゃいました。
余談ですが盛岡駅はJRとIGRで改札が分かれていて、行先を撮るために双方のホームを往復しまくる事に。今回の旅行で使った北海道東日本パスは自動改札に通せるのでJRの改札を通る時は問題なかったんですが、IGRの改札は改札機が無いので出入りするたびに駅員に切符を見せる羽目になってました。多分なんだこいつって思われてたと思います。
さて、撮るものも撮ったので帰りましょう。
冒頭に盛岡市の説明をしておいてなんですが、今回の旅は時間の都合上盛岡では泊まらずとんぼ返りをすることに。盛岡での滞在時間は1時間25分、500キロメートルの果てまで来てやったことは行先を撮るだけでした。
冒頭で話した岩手銀行赤レンガ館なんかはちゃんと見てみたいなと思ったので、またいずれちゃんと今度は観光しに来たいですね。
東北本線を一気に小牛田まで南下し石巻線の前谷地行きを撮影。小牛田発朝7時と最終の1日2本のみ設定されている地味に珍しい行先らしいです。
小牛田駅のホームにはいい感じの書体の看板がありました。
小牛田から最終の仙台行きに乗り継ぎ22時51分、終点の仙台に到着。割と早めの時間ですが、明日も朝から早いのでとっとと駅前の快活に入って寝ることにしました。
6.うまい飯が食べたい!
一夜明けましておめでとうございます。現在時刻は午前5時16分。朝1本の臨時快速いわき行きを撮るため再び仙台駅に戻ってきました。絶起して危うく逃しかけたんですが、何とか間に合いそうで良かったです。JR仙台駅から徒歩6分という好立地に泊まっていて正解でした。ありがとう快活CLUB仙台中央通店。
と言う訳で昨日に引き続き常磐線の臨時快速いわき行きを撮ったんですが、何故か左下の席種表示(指定席or自由席と出てる表示)がありませんでした。こんな事あるんですね。
意図的に席種表示を消しているのか車内LEDの席種表示もついておらず、また座席上のランプは全て赤色になってました。
本日も朝から行先を撮りまくっていきます。
仙石東北ラインの快速は2パターンの停車駅があり、停車駅によって種別部分の色が変わったりします。HB-E210系は基本的には仙石東北ラインで仙台〜石巻間の快速として走っていますが、中には特別快速や石巻から石巻線に入って女川まで行く列車や間合い運用として東北本線の普通列車に入るものもあったりと中々面白い運用をしているんだとか。
仙山線作並行き。朝6時発の1日1本のみの設定です。仙台地区では結構メジャーなレア行先な気がします。
東北本線大河原行き。朝と夕方に1本ずつと1日2本設定されているレア行先ですが、E721系と701系が併結してきてくれたので一度に双方の表示を撮れてお得でした。
快速原ノ町行き。コイト編成で撮れたので昨日のリベンジを果たせて良かったです。
そうこうする間にお昼時が近付いてきました。ちょうど時間があるので何かいい感じの昼飯が食べられないかオタクに聞いてみるとしましょう。と言う訳で昼飯を食べに行きます。
やってきたのは仙台市青葉区一番町2丁目にあるラーメン「だし廊」。仙台駅から徒歩10分程度とアクセス抜群です。
飛魚だし醤油そば(830円)を注文。とても美味しかったです(小並感)
やっぱり信じられるのは自分だけですね。皆さんも旅先の飯は人に頼らず自分で調べるようにしましょう。正直Twitterで純粋に丸亀製麺勧めてくれたオタクにはちょっと申し訳なさはある
7.消える電車
昼飯を食って腹を膨らませたところで再び仙台駅に戻ろうと思うのですが、まだ若干時間があったのでちょっと寄り道をしてみることに。
JRの仙台駅からちょっと西に進んだところにあるのが仙石線の起点、あおば通駅。地下鉄の駅のような風貌をしていますがれっきとしたJRの駅です。
仙石線に乗ってついでに軽く撮影。仙石線の205系めちゃくちゃカッコいいですよね。またいずれ撮りに行きたいです。
仙台駅に戻ってまたまたE657系の臨時快速を撮影。着後すぐに回送表示になったので自由席側は撮れませんでしたがコイト臨時快速を引き当てられて良かったです。
さて、続いては仙台14時29分着の701系の臨時快速仙台行きを撮りたいのですが、何故かもう到着時刻になるはずなのに一向に電車が来る気配がありません。
在線情報を見てみると…
遅延36分
どうやら途中の瀬峰駅で線路点検のため抑止を食らっているとのこと。元々仙台14時56分発の上り臨時快速で離脱するつもりだったのでこれはもう撮れなさそうですね…。701の快速仙台が撮れなかったのは残念ですが、なんだかんだでそれなりに収穫はあったのでいいでしょう。いよいよ帰路につきます。
ちなみに結局このあと臨時快速は瀬峰駅から動くことなく、1時間以上の大遅延の末に在線上からログアウトしました。下手に深追いしないで正解でしたね。
8.お家に帰るまでがえんせいです
E653系の臨時快速で無事人権を確保し1時間の爆睡の末に福島に到着。ここで今回最後の行先案件を撮ります。
秋田新幹線と同様に山形新幹線も東北新幹線への直通運転を中止しており、定期設定のないつばさ福島行きが見れました。森尾だったので萎えて適当に撮ってたらSS変え忘れてめちゃくちゃ波打った写真に。最後だってのに締まらないなぁ…。
山形新幹線は福島駅では通常の新幹線ホームではなく、在来線ホームに停車していました。手元に写真が残っていませんでしたが盛岡駅での秋田新幹線も同じ感じでしたね。
この時東北新幹線は郡山〜一ノ関間が運転見合わせ中で福島駅の新幹線ホームから発着する列車が無かったため、新幹線の改札口は封鎖状態になっていました。
もう一通り撮るものも撮りましたしあとはただ真っ直ぐ家まで帰るだけです。福島17時34分発の郡山行きで郡山まで南下。
そして郡山で乗り継ぐ18時32分発の新白河行きを見送りました。は?
うわー!
どうか行かないで・・・(悲嘆)
あー!逃しちゃった・・・
ウワァァァァァァ・・・(力行1)
マアァァァァァァ・・・(力行2)
うぁー!逃したァー!
帰りの電車逃しちゃった!!!
「どうかぁ、しましたか?」
はい!(即答)
帰りの電車を逃してす、しまったのですが!
「あ、それ後ででんしゃあ来ますから、あっと・・・駅で待っててください。ね?
ちょっとも、大人しくしててくれる?(神の宣告)」
ぁハン・・・(ネイティブ)
まさかの帰りの電車を逃すという大失態。これが今回のタイトル回収です。
もう7か月も前なのでだいぶ記憶が曖昧なんですが、電車が遅れてたとかで接続時間が短くなっていてぼんやりしてたら乗り損ねたみたいな感じだったと思います。先のつばさ福島も盛大に波打たせたりと弾丸旅行の疲れが出てたんでしょうか。
遠足は家に帰るまでが遠足です、お家に帰るまでがましまろですなんてのはよく言いますが、遠征も同じく家に帰るまでが遠征ですね。最後まで気を引き締めなければなりません。
一応この後の電車でもギリギリ池袋までは帰れるらしいですが、郡山で2時間待ちぼうけを喰らってキレ散らかしながらオタク鯖でゲリラ通話を敢行する事で退屈な帰り道をなんとかやり過ごすことに。わざわざ夜遅くまで付き合ってくれた皆様本当にありがとうございました。
黒磯からの乗車電は3月改正でデビューしたてのE131系600番台。行きは常磐線経由だったのでこれが初乗車でしたが、既に乗った事のある0番台や500番台とも変わりないし大した感慨も無く、面倒だったので側面表示すら撮ってませんでした。
宇都宮から乗り継げる宇都宮線上り最終は大宮止まりなので普段はかっ飛ばせる大宮〜赤羽間を京浜東北線の赤羽終でチンタラ南下する羽目に。宇都宮では時間がないし大宮では着前回送にされたので宇都宮線大宮行きの側面表示は撮れないしで散々な目に遭ってました。
赤羽から埼京線池袋終に乗り換えて池袋に着いたのは午前1時前。当然西武池袋線の終電はとっくに行ってしまっているので歩いて帰宅。めちゃくちゃ疲れました。
ちなみにこの十数時間後にはなんか静岡にいたらしいです。なんでなんすかね。
あとがき
というわけで以上3月に行った弾丸東北遠征記でした。だいぶ書くのが遅くなっちゃいましたが、誰かさんの東北遠征記よりは先に完結させることが出来たので良かったです。
11/2追記:とかなんとか煽ったら完結させてくれました。色々観光などしており、ただ行先表示と電車撮ってただけな遠征記よりも読み応えがあると思うのでこちらも是非読みましょう。ちなみに読み進めると出てくるタプリス(金髪の女の子)アイコンで「うんすちゃんの妹の姉」という名前のやつは僕です。自分で言ってて我ながらどんな名前だよって思いました。
次回は今月分の月報かその前に何か出るかもしれません。今回も最後までお読みいただきありがとうございました。