光が丘のおふろの王様にあったポップな自販機に入ってる石ころチョコを食べるのが好きでした。萩薬師です。確か包装とかが全くなく、自販機に直でチョコが入ってたので今じゃ感染対策とかで無くなってそうですね。
今回は8月に1泊2日で川治温泉へ行った時の話です。名目上は家族旅行でしたが2日目はほぼ一人で電車博士してました。
目次
1.北を目指して
北千住から急行で南栗橋へ。道中結構雨が強かったです。
南栗橋からはクソダサ電車でした。真面目に写真撮って無かったですけど内装と椅子は案外悪く無かった*1です。外見が絶望的にダサいのは事実ですが、あんまりネガキャンばっかしててもしょうがないので乗ってて思ったいい点もちょっと書いときます。
まずは側面表示。行先と種別の交互表示ですが、行先表示が青地なのは単純に見た目がいいのと黒地(非点灯)よりAFが食いつきやすいのでMF合わせられないアンポンタンにとっては高ポイントです。
ロングシートなのも人間がいなければ目の前に一面の景色が広がるので案外悪くないのかもしれません。まぁこの写真は見返したら微妙過ぎたんで消しちゃいましたが。
新栃木で6050系に乗り換え。何だかんだ言いつつもやはり旅してる時はこいつの方が乗っててテンション上がりますね。
車窓がめちゃくちゃいい感じになってきました。ほのかに山霧が出てきてるのがマジで最高。こういう途中駅にあるちょっとした看板も味があっていいものです。
折角なので(?)カメラをテーブルに置いてちょっとスマホで撮ってみたり。当分機材更新は出来そうにないですが、いつかはこの写真を見返して懐かしむ時が来たりするんでしょうか。
下今市で鬼怒川線に乗り換え、鬼怒川温泉の廃旅館群を横目にさらに北へ進んでいきます。このあたりからまた強めの雨が降ってきました。新藤原から野岩鉄道線に入るとすぐに検札が。野岩鉄道線内はICカードが使えないのでICカードで乗ってきている客がいないかの確認も兼ねているのでしょうか。
北千住から4時間弱、土砂降りの雨の中川治湯元駅に着きました。マジで雨が凄かったです。
栃木で温泉と言えばやはり鬼怒川温泉が有名ですが、他にも野岩鉄道周辺には湯西川、塩原、奥鬼怒、湯ノ花など多数の温泉地がありここ川治温泉もその一つです。鬼怒川もいいですがちょっと足を延ばして穴場の温泉地に行ってみるのもいいかもしれません。なお川治温泉街へはここ川治湯元駅の方が川治温泉駅より近いらしいので電車で川治温泉に来る際はちゃんと場所を地図で確認しておきましょう。
ちなみに川治温泉には薬師の湯という温泉があるらしいです。今回は行けませんでしたがまた来る機会があれば行ってみたいですね。
この近くに良さそうな撮影地がありそうだったので行こうとしたんですが、雨でぬかるんでそうな急斜面を登るのは流石に危ないので今回は断念。ホテルで一泊しました。撮影地探してその辺の草やぶ突っ込んでたら普通にヒルに足噛まれたので皆さんもヒルには気を付けましょう。
翌朝、どうにかしていい感じの写真が撮れんかと川治湯元駅周辺で試行錯誤。
電線が気に食わないのでフォトショで消そうとしましたが違和感なく消すのがめんどくさ過ぎて投げました。直接電線撤去するしかねェ…。
どうにかして極力人工物をファインダー内から排除出来ないかと考えた末に移動。俺の答えはこれや!
右カツと光芒キモいのはともかくここよくないすか?僕は気に入りました。
いい感じの写真[要出典]も撮れたので川治温泉を離れます。一応フリーきっぷなので元を取るためにもガンガン移動しまくりましょう。
2.トンネルの中の駅
続いてやってきたのは湯西川温泉駅。トンネル内に駅ホームがあるトンネル駅です。
駅から少し歩いて撮影地へ。
湯西川橋梁を渡る列車を撮影。ドン曇りですが霧が山にかかってる感じはちょっと幻想的でいいですね。
ここで6050系も撮りたかったのですが、次の電車は遠くから撮ってるだけじゃもったいないので駅に戻ります。湯西川温泉駅の駅舎はこんな感じ。屋内通路で道の駅湯西川と繋がっています。鉄道駅の方がおまけみたいになってました。まぁコロナ前で一日平均乗車人員94人*2らしいしこんなもんなんでしょう。どこぞの駅舎がみすぼらし過ぎて地元がちゃんとした建物を作って本当の駅舎を隠した駅*3よりかはいいと思います。知らんけど。道の駅には日光市の説明文が。日光市って実は栃木県の約4分の1を占めるくらい広くて全国でも3番目の広さらしいんですよね。足尾と日光と湯西川が同じ自治体なの、シンプルに脳がバグる。道の駅の前には水陸両用バスが止まってました。事前申し込みすればこれに乗ってダム湖の施設見学やダム湖クルーズが出来るらしい*4です。11月末まで乗れるらしいですけどこれからの時期だとめっちゃ寒そう。駅前の足湯でくつろいでからホームへ。
かつては東京都、浅草から東武・野岩・会津鉄道の3社を通り福島県は会津田島駅までを結ぶ快速・区間快速列車が運転されていたのですが2017年の改正で廃止。もう二度と快速幕を出して走る6050系は見られないと思っていたら、今年2021年の改正でAIZUマウントエクスプレスの減便を補うため会津田島発新藤原行きの区間快速が1本だけ設定されました。裏技みたいなやり方で復活してきたなお前。
6050系と言えばやっぱりこの車内幕ですね。
川治温泉でAIZUマウントエクスプレスと離合。あっという間に終点新藤原に到着。ここ新藤原駅は東武鬼怒川線と野岩鉄道線の境界駅となっているのですが、案内サインが写真右側の1・2番線は東武様式のものに、写真左側の3・4番線は野岩様式のものになっていました。こういう細かい違いがあるのが面白いですね。
乗っていた区間快速は新藤原到着後回送電車になったので幕回しが撮れるかなと思ったのですが、回しながら入庫してしまったのであまり撮れませんでした。てか区間快速新藤原から快速北千住まで撮れたなら幕順的に6コマは撮れたはずですけどなんで3枚しか写真残ってないんですか?下手糞?
3.単振動
さて、現在時刻は午前10時13分。これから僕は龍王峡駅近くの撮影地に行って6050系を撮りたいのですが、次の会津田島行きに乗って龍王峡まで行くと11時台の列車は上下ともリバティのため6050系が来るまで2時間も待たなければいけません。この待ち時間を解消するにはどうすればいいでしょうか?皆さんもお考え下さい。
答えは簡単、「徒歩で龍王峡まで行って次の会津田島行きの6050系を撮る」です。
次の会津田島行きは新藤原10時37分発で龍王峡に着くのは27分後の10時40分。一方新藤原駅から龍王峡駅までは1.7キロほど。割とゆるめなGoogleマップの徒歩所要時間でも24分。歩きでも余裕で先回り出来る…ってコト?!
と言う訳で龍王峡駅を目指して歩きましょう。
道中でいい感じの風景があったのでちょっと撮影。この道の先に山が見えてる感じがいいですね。しばらく歩いていると路肩に道路情報板なるものがありました。見たところ幕式のようですが他にどんな幕があるのか気になります。イの原という地名も独特で面白いですね。
余裕ぶっこいてたら若干危なかったけど何とか電車より先に撮影地に到着。
適当にSS1/100くらいでいけるだろと思ったら半端にブレて微妙な感じになっちゃいました。駅出てすぐなのにそんな速度出るんだ…。
湯西川温泉駅はホーム全体がトンネル内にある全トンネル駅でしたがここ龍王峡駅はホームの一部がトンネル内にかかっています。いわば半トンネル駅ですね。龍王峡からリバティで北上。合法タダ乗りキモチエ~~~~~。バカの一つ覚えでまた湯西川橋梁に。さっき行った時は6050が来ない時間だったので6050を撮りたかったんですが、6050が来た時に限って構図ミスったり雲多過ぎたりで微妙な写真しか撮れませんでした。これも変に構図変えようとして結局同じ構図で撮ったんですけど普通に1回目の切り位置あたりで撮った方が良かったですね。
再びリバティで龍王峡へ。こいつ同じ撮影地しか行ってねぇな。
今度は横構図で撮影。さっき撮った時にブレてたのでSS1/160にしたんですがそれでも微ブレでした。加速はやない?????
4.蒸気機関車博士
流石にずっと同じ撮影地ばかり永久に往復しててもしょうがないのでこれにて野岩鉄道は離脱、東武鬼怒川線に転戦します。
乗車電で前面展望を見てる子供がいました。微笑ましいね。小佐越で下りSL大樹の通過待ちという事で適当にシャッター切ったらうまい具合にヘッドマークが隠れ駅名表も相まってめっしゃ昭和っぽい写真が撮れました。今回の旅で個人的に一番お気に入りのカットです。とうぶわーるどすくうぇあ?ちょっと何言ってるか分かんないですね…。前日夜にオタクにいきなりDMして教えてもらった撮影地に来ました。マジでありがとう。これだけ見ると入水っぽいですがいい感じに岩があったのでその上から撮ってます。
煙しょぼ!w
オタクから煙は期待しない方がいいと聞いてはいましたが予想以上にしょぼかったです。まぁ取り敢えず撮れたのでいいでしょう。またまたリバティで快適移動。下今市まで行きます。下今市駅に着くと先ほど撮ったSLが転車台に。4周年記念の特別なHMらしいです。転車台を間近で見た事が無かったのですげ~って思いながら写真撮ってました。SLが入庫すると大勢いた見物客も一気に減りましたが、まだ作業員の人達が動いていたので何かあるのかな~と待っていると機関庫の真ん中に入っていたDE10が出庫。こちらは通常の大樹HMですね。個人的にはこっちの方が好みです。
ほどなくして構内に残っていた客車と連結しました。
SL展示館から客車を撮ってみたり。帰りの電車までまだ時間があるのでこのまま館内を見て回りましょう。
1階には鉄道むすめの大桑じゅりのパネルがありました。左のオブジェは地元のチェーンソーアートの方がチェーンソーで彫ったものらしいです。2階には転車台を見下ろせる窓も。ここから高みの見物するのもいいかもですね。
見て!ジオラマがあるよ
かわいいね
みんなが意味もなくボタンを押してばかりいるので、ジオラマは壊れてしまいました
お前のせいです
あ〜あ
SL復活運転プロジェクトからSL大樹が運転開始するまでを纏めた年表的なのもありました。SL復活のために文字通り日本各地から必要な車両を運んできてるの凄い。てかこのHMめちゃくちゃVじゃん。
SL展示館、ここで書いた以外にも色々な展示があって面白かったです。ホームに戻ってきたらもう1本のSL大樹が到着し入庫していきました。
さて、ここから最終の区間急行に乗り6050系のボックスシートでのんびりくつろぎながら帰りましょう。折角なので駅の売店でジュース買ってきちゃいましたよ!いや~楽しみだな~!は?
はーいこちらの問い合わせフォームに電話します
あのー別にクレームとかでは無いですからね、普通に質問をするだけです!
おい
7月から20400の運用が拡大されて区間急行や鬼怒川線にも入るようになったらしいですが、どうやらこの便も20400の運用になっていたらしいです。序盤に一応褒めといてやりましたが、6050で帰るもんだと思ってたらこいつが来た時は本当にガン萎えしました。僕が行った時は下今市16時38分発の急行は6050だったので皆さんは日光・鬼怒川から鈍行で帰る時はそれを使いましょう。腹いせにジュースがぶ飲みして帰りました。
あとがき
終わった…。
割と前から手をつけてたけどずっと後回しになっていた野岩・鬼怒川遠征記。ようやく書き切った訳ですが、何故か2日間の旅行だし1日目はほぼ電車乗ってただけなのに4800文字超えてました。まぁそれだけ魅力いっぱいの場所だったという事でしょう。色々心残りもあるのでまた近いうちに行きたいですね。クソ長い記事でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。